2023/07/18

部屋を片付けられない人の理由を徹底解説いたします!

「部屋を片付けられない」

「汚部屋・ごみ屋敷状態の家に住んでいる」

「物に囲まれていないと落ち着かない」

という人が周りにいたら、その人のことを“だらしなく、自己管理ができていない人だ”、“変わり者だなぁ”というイメージを抱く人も少なくないでしょう。
テレビで面白おかしく報道されているようなごみ屋敷住人は、まさに「常識の通じない変人」そのものに見えるよう編集されているため、そう思ってしまうのも無理はありません。

しかし実際には、片付けられない人やごみにしか見えない物を溜め込んでしまう人の中には、とあるきっかけによってある日から部屋が散らかり始めたという人も多いのです。

人によって様々なきっかけがありますが、多くは住人の心理状態が原因となっており、本人が納得できる形で部屋を片付けるには、まずその心理を理解することが不可欠となります。

また、心理状態や気質だけでなく、そこには深刻な病気が潜んでいる可能性も。

今回は、ごみ屋敷や汚部屋を作り出してしまう人に多い心理状態や、病気との関連性について詳しく解説していきます。

「マンションが一棟あったら、うち一部屋はごみ屋敷」と言われるほどの割合で存在しているごみ屋敷は、もはや社会問題です。
友人や家族など、身近に部屋を片付けられない人がいる場合は、まずはこの記事を読んでいただき解決の方法を探っていただければと思います。

部屋を片付けられない

部屋が片付けられない人の心理状態とは?

ごみが捨てられなかったり掃除ができなかったりと、部屋が片付けられない人は「部屋が汚い状態でも気にならない」性格だと思われがちです。

しかし実際には、こうした心理状態から追い詰められて汚部屋やごみ屋敷を作り出してしまっている場合があります。

1.寂しさや孤独を物で埋めている状態

例えば装飾品も何もない殺風景な部屋を見ると、「ずいぶんとさみしい部屋だな」という印象を持つ人も多いと思います。
このさみしさを埋めるために、“何かに囲まれていたい”という気持ちから物を集めてしまう人もいるのです。

友人や家族と疎遠になってしまった方や、人間関係が希薄な方などは喪失感・孤独感を抱えやすく、そうした気持ちの隙間を埋めようと、物に執着して部屋をごみで埋め尽くしていきます。
物に囲まれていることで安心感を得られ、寂しい気持ちが薄れるのでしょう。

2.「もったいない」気持ちから捨てられないという状態

物を大切にする「もったいない精神」は日本が誇る美徳の一つです。
しかし度を超えて、明らかにごみでしかないようなものや、どう考えても使い切れない量のものでも「もったいないから」と溜め込んでしまう…というケースもあります。

こうした心理状態は子供の頃に物資不足を経験した高齢の方や、貧しい家庭で育った方に多く、「いつか使うかもしれない」「もらったものだから」となかなか物を捨てることができないことが多いです。

3.収集癖がある方や、買い物が好きだという状態

今は便利な時代です。ネットショッピングで世界中のあらゆるものを、家から出ずに購入することができます。
本当に必要で購入したものであれば問題ありませんが、もし「購入すること」自体が目的となってしまっているという方は要注意です。
買ったことで満足し、届いたものを玄関先に置きっぱなしで開けもしないという心理状態は、そのまま汚部屋化してしまう要因になりえます。

コレクター気質の方も、好きなものを集め丁寧に展示・整理しているうちは問題ありませんが、持っていても仕方がないような物や、人から見るとごみにしか見えないものに異常に執着し、わざわざ外から拾ってくるという状態は、後から説明する「溜め込み症」の状態に近いかもしれません。

部屋を片付けられない

4.部屋が汚れていても特に気にならないという状態

両親や祖父母も片付けが苦手で、物心ついたときから散らかった部屋、物が多い家で育ったという方は、そもそも自分の状況を気にしていない、汚部屋とも思っていないという可能性もあります。

ですが元々大雑把で細かいことを気にしない性質の方も、一度誰かに指摘されたり、きれいな部屋に住んでみたりするとその居心地の良さや快適さに気づき、これまでの反動から掃除や片付けを自主的に行えるようになることもありますので、機会があればきれいな環境に身をおいてみることもオススメです。

5.恥ずかしくて誰にも相談できず、諦めてしまっているという状態

今の片付けられない状況から抜け出したい気持ちはあっても、誰かに相談して知られてしまうことを恐れて片付けを諦めてしまっている方も少なくありません。

中には忙しさから手のつけられない汚部屋にしてしまったものの誰にも打ち明けられず、本人は引っ越して別の部屋に住みながらも、元のお部屋の家賃だけ支払い続けているという方も。

職業柄か世間体を気にされる気持ちも十分に理解できますが、住んでいない部屋に溜め込んだ「ごみ・不用品」のために家賃をずっと支払い続けるのは大きな金銭的負担と言えるでしょう。

6.汚いものに触れることができない状態

潔癖症、というとキレイ好きな人を思い浮かべ、そうした人の部屋はきれいであると想像してしまいがちですが、キレイ好き「だからこそ」汚部屋にしてしまうということもあります。

極度に潔癖症で「自分以外のものはすべて汚い・触りたくない」という心理状態の人は、自分が出したごみや汚れ、カビを触ることができずに放置してしまい、そこからごみ屋敷化してしまうのです。

この心理状態の方には、後述の「強迫性障害」という精神疾患が隠れている場合も多く、その場合は汚いものを触ることで「汚染される」ことが恐怖に感じてしまうため、どんどん部屋が汚くなっていってしまいます。

必要以上に手を洗い続ける、除菌・消毒を執拗に繰り返していて外出もままならないというような状態が続いている場合は、専門機関の受診をおすすめします。

部屋を片付けられない

部屋を片付けられない人の心理の背景には何がある?

部屋が片付けられない・ごみ屋敷を作り出してしまう人の心理状態の背景には様々な要因がありますが、中でも

・性格や経験によるもの
・病気や精神疾患によるもの

この2つが大きく占めていると言っても過言ではありません。
性格や環境が原因でごみ屋敷化させてしまう人は、大きなストレスや心理的に不安や焦燥感を常に抱えていることが多く、物に執着するようになる傾向があります。

また幼少期に置かれていた環境や体験から物への愛着・執着が強くなってしまい、捨てることに罪悪感が起きてしまうなどの気持ちの動きによって物が捨てられないというケースもあります。

また、片付けられない人のもうひとつの背景として、病気や精神疾患によるものも見過ごせない要因となっています。
ここからは、病気が原因で汚部屋やごみ屋敷になってしまっている例を詳しく紹介していきます。

部屋を片付けられない

ごみ屋敷を作り出してしまう可能性のある6つの病気

冒頭より少し紹介している通り、部屋を片付けられないのには病気が原因となっている可能性もあります。
本人の性質がだらしがなくて部屋が片付けられないのだと思って、厳しい言葉で叱咤し片付けをさせようとしても、疾患が原因の場合は逆効果になってしまうこともあります。
まずはどうして片付けられないのか正しい原因を見つけ、適切な対処をしていきましょう。

では早速、ゴミ屋敷の原因として考えられる6つの病気を解説していきます。

認知症

中高年ともなると物忘れも増えてきますが、今までできていたことが急にできなくなった、思い出せなくなったということが増えてきたら、認知症の疑いがあるかもしれません。

認知症とは脳の神経細胞が少しずつ減少していき、日常生活にも影響の出る病気です。
ステージが進むと若年退行や徘徊など様々な症状が起きますが、代表的な症状としては「認知能力の低下」が起きることでしょう。
・ごみ出しの日を忘れてしまった
・ごみとごみでない物の区別がつかなくなった
・分別の仕方がわからなくなってしまった

ということから、物が家にあふれ始め、いつしかごみ屋敷化してしまいます。
認知能力は時折戻ったり忘れたりを繰り返すため、初期の段階では家族も気づきにくく、発見が遅れることも多いです。
遠方に家族が住んでいるという方は、ごみをきちんと出せているかをチェックするなどして早期発見できるように心がけるといいですね。

統合失調症

統合失調症は、100人に1人はかかると言われる病気です。
一貫性のある話ができなくなり、誰かが監視しているという妄想や幻覚にさいなまれるため精神疾患と混同されがちですが、最近では脳の病気と考えるのが一般的です。

遺伝的要因もありますが、大きなストレスをきっかけとして発症する方も多く、薬を飲んでコントロールしながら付き合っていく病気となります。

行動や思考にまとまりがなくなってしまうので、周りからなかなか理解されにくい理由で物を集め始めてしまい、ごみ屋敷になってしまうことも。

統合失調症では極端な思考や行動に陥ってしまうほかにも、急に支離滅裂な話をするため周りからは嫌われて距離を置かれてしまう事が多く、受診を勧めてくれる人もなかなか少ないのが現状です。
気づいたときには症状が悪化してしまいがちですが、以前から知っている人の様子が何かおかしいな…と思ったら、早めの受診を促すようにしましょう。

うつ病

部屋も片付けず、ただだらしなく過ごしているのかと思われがちですが、実は「生きる」ためのエネルギーが底をついてしまっている危険性もあります。

今ではよく耳にするようになった「うつ病」という言葉ですが、未だになまけているだけと思われがちなのも事実です。
しかし実際は意欲や活気を司るセロトニンという物質の伝達がうまくいかなくなって起こる、れっきとした脳の病気です。
セロトニンが欠乏している状態だと、生きて呼吸をしているだけで精一杯です。
仕事や趣味はおろか、食事や入浴など自分の身の回りのことすらできなくなるため、ごみの分別やごみ出しなどもできなくなってしまいます。

仕事でのストレスや過労、人間関係の大きなトラブル、喪失感などで発症することも多く、
「趣味を楽しむ気力がなくなった」「眠れない、または寝ていることしかできない」「何もしていない時に涙が出てくる」などの心身の症状が出始めたら、すぐにでもストレスの元を断ち、精神科や心療内科での適切なケアが必要です。

強迫性障害

先ほど潔癖症の説明でも少し話が出ましたが、意味のない行動を強迫的に繰り返してしまう病気が強迫性障害です。

たとえば
・何度も自分の手を洗ってしまう
・鍵やガスの元栓などが心配で外出先からでも戻って確認してしまう

という症状がよく挙がりますが、中には「ごみを集めてしまう」という症状が現れるケースもあります。
自分でもごみだとは分かっているのに、「捨てると何か悪いことが起こるかもしれない」という強迫的な思い込みから、自分の意に反してごみを溜め込んでしまうという症状です。
おかしいと思っているのに、やめられない―。そんな症状が現れ始めたら、早めに医療機関を受診しましょう。

セルフネグレクト

うつ病での無気力状態とも似ていますが、セルフネグレクトは日本語で言い換えると「セルフ=自己」「ネグレクト=放棄・無視」となり、片付けや入浴、ごみ出しなど自分のケアをすることがどうでもよくなってしまう状態のことを指します。

うつ病や認知症などを精神的な背景として発症することも多く、悪化するとごみ屋敷や希死念慮などにつながりたいへん危険ですので、すぐにでも処置が必要ですが、SOSを求めることさえ億劫な状態になってしまっているため周囲の早期発見が不可欠です。

ため込み症(ホーディング)

寂しさから物への執着が強まり、明らかなごみさえも捨てることを嫌がる病気がこのため込み症です。
海外では「ホーディング」、この症状を患っている人を「ホーダー」と呼び、中には室内に拾ったグランドピアノを数台持ち込んでいたなんてケースもありました。

周りからは明らかにごみに見えるものでも捨てることを拒否し、病気であることもなかなか認めないため医療とつなげるのが難しい疾患です。

自分の敷地を超えて物を溜め込んでしまうと臭いや火事、倒壊などの危険もありますので、早めの医療の介入が望まれます。

部屋を片付けられない

片付けられないのは発達障害のせい?

小さい頃から部屋が片付けられない
すぐに部屋が散らかってしまう
何をどこに置いたかわからなくなって同じものばかり買ってしまう…

という方は、持って生まれた発達障害のせいもあるかもしれません。
発達障害とは生まれ持って脳機能の発達に偏りのある状態のことで、病気ではなくその人の特性となります。
記憶力や芸術方面など、ある動作には突出して秀でていることもありますが、得意なことと不得意なことの差が極端にあり、日常生活に支障をきたすことも。

ADHD(注意欠如・多動性障害)

発達障害の一つであるADHDは、注意欠如・多動性障害とも言われ、落ち着きがなく不注意が多いのが特徴です。
ちょっと抜けているな、程度の症状の方は特に診断もされないまま成人し日常生活に溶け込んでいることも多いですが、成人でも3~4%はADHDに該当すると言われています。

衝動性が高く、興味が次々に移り変わりやすいため、さっきまで部屋の掃除をしていたかと思えば目に入った本を読みふけってしまう…ということの繰り返しで部屋がすぐに散らかってしまったり、不注意からごみを出すのを忘れたり、大切なものまで捨ててしまったりといったトラブルから部屋が散らかってしまうことが多いのもADHDの特徴です。

ですがチェックリストを用意する、物の置き場所を決めるなど本人に合った整理整頓の方法を用い、部屋をきれいにキープしている方も多くいらっしゃいます。

片付けられない病気はどのように克服すれば良い?

様々な心理的背景や疾患によって部屋が片付けられなくなることはよくあるとお伝えしてまいりましたが、もし家族や友人などにそうした症状が疑われる場合は、すぐに医療機関を受診することをおすすめします。
ホーディングなど、病気であることを自分で認めたがらないものもいくつかありますが、どの疾患も症状が進んでしまうと治療はさらに困難になります。

認知症やうつ病などの場合は放置しているとそのまま亡くなってしまう危険もあるため、本人がSOSを出せないときには家族や友人がまずは気づいて医療につなげることが不可欠です。

本人がどうしても病院に行きたがらない場合は、家族が代理で受診できるところもありますので、相談から始めても良いと思います。

部屋を片付けられない

ごみ屋敷や汚部屋問題を解決するには?

自分が、あるいは身近な人がごみ屋敷になってしまった場合は、どのように解決していけばよいのでしょうか。
ストレスやトラウマなどが大きく関係している場合は、その心理状態をよく理解し、寄り添って対策を立てていくことが大切です。

まずは相談してみよう

まずは小さな悩みでも、信頼できる家族や友人に相談できる環境が大切です。
部屋が大変なことになっている、と打ち明けるのは少し勇気がいりますが、まずは「最近疲れている」「孤独を感じている」などと本音を話すだけで、少しは気持ちが楽になりますよね。

ごみ屋敷を恥ずかしいと思っている人や、セルフネグレクトに陥っている人は周囲にSOSを求められないことも多く、大家による強制退去やごみ屋敷内での孤独死など、最悪な事態に陥ってから発覚することも少なくありません。
そうした時に、「もっと早く相談していれば…」と後悔するのは本人だけでなく、周りの人も同じです。

少しでも異変を感じたときや、心の状態を自覚したらまずは相談してみましょう。

片付けは協力して行う

一人で片付けを行うのには、途方もない労力と時間がかかります。
長年積もりに積もったものを動かすとホコリが舞いますし、紙や書類のごみはとても重いものです。
食べ残しなどの有機的なごみがある場合は臭いや害虫が発生しているかもしれませんし、
中身の入ったペットボトルは分別が必要です。
大きな不用品は解体して、粗大ごみ回収の予約を入れて自分で運ばなくてはいけません。

いざ部屋を片付けよう!と一念発起できたとしても、こうした作業を一人で行っているうちに、途中で心が折れてしまう人も少なくありません。

友人や家族などに相談して助けてもらうのも有効ですが、どこから手を付けていいかわからない汚部屋の場合は、わたしたちエコピットのようなプロの業者へ依頼して片付けてもらうことをおすすめします。

片付けられなくてお困りならエコピットにご用命ください

上でも説明したように、床が見えないほどに物で埋め尽くされた部屋や汚染された部屋を、自分たちだけで片付けるのは至難の業です。

それに急にごみの日に大量にごみを出すと、近所でなにか噂をされたり、分別できているかチェックされたりすることもあるかもしれません。

片付けでお困りのときには、プロの手を借りるのが一番スムーズな方法です。
プロの不用品回収業者であれば自分たちで作業するよりもはるかに短い時間で部屋をきれいにすることができますし、分別や袋詰の手間もありません。
我々エコピットはハウスクリーニングも提携して行っておりますので、プロならではの薬剤や機具で部屋の消毒・脱臭も可能です。

ごみ屋敷を人に見られるのが恥ずかしいと消極的だったお客様も、作業後には「もっと早く相談すればよかった!」と笑顔でねぎらってくださいます。
我々はプロですので、お客様の状況を見ても絶対に馬鹿にするようなことはいたしません。どんな現場も仕事ですので、同じようにきれいにさせていただくのみです。
近所の方に何か聞かれても、ごみ屋敷の片付けだとお答えすることも決してございませんのでご安心ください。

片付けられないことでお困りの方は、まずは一歩だけ勇気を出してエコピットにご相談ください。

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